多くの日本人は忙しい。
サラリーマンはもちろん、起業家、会社経営者、主婦、そして、今では子供でさえも時間に追われる生活を強いられています。
あなたもきっとその1人で、どうしたら自分の時間を増やせるか?
そう思って【時間投資思考】の内容を探しに来てくださったのかもしれませんね。
この本を読んで、ヒントを得た部分は大いにあります。
それは具体的な方法というよりかは考え方の部分であり、時間を増やすことはお金を増やすことと同じ思考にならないといけないんだなということでした。
その部分を私なりに解釈して伝えていきますね。
出典 ダイレクト出版株式会社
目次
そもそも人は時間を管理できないようにできている!そう思った方がいい!
著者によると、75%の人が時間管理に悩み、コーチングを求めに来るのだそうです。
つまり、あなたの周りにいる4人に3人が時間管理の問題を抱えている可能性が高いということ。
これらの人も決して努力していないのではなく、新たなことを試みてはうまくいかずの繰り返しなのでしょう。
著者が言う解決方法はを先に答えてしまえば、
- 時間を管理するのではなく自分を管理すること
- 違う考え方を取り入れること
なのだと私は思います。
では、自分を管理するとは、具体的にはどうすればいい?
24時間という限られた時間の中でできる量には限りがあります。
これは納得のいくことですよね?
筆者はここで自分に課す5つの許しというのあげています。
- 削る
- 自動化する
- 任せる
- 先延ばしする
- 集中する
つまり、
削るためにNOということを許し、自動化するためにお金を投資することを許し、人に任せるために相手の不完全さを許し、先延ばしするために未完成を許すことが求められるということです。
削れるものは削り、自動化できるものは自動化し、任せることができるものは人に任せ、先延ばしできる案件は先延ばしし、その結果、残ったものに集中するというプロセスです。
先端が細くなっていく漏斗(ろうと、じょうご)のようなイメージでもいいですし、荒い目のザルから細かい目のザルを通していくようなイメージをしても良いでしょう!
結局のところ、
- 自分の時間を増やすには、自分がしないことを決めることであり、
- 自分がしないことを決めるには、自分自身が意図を持って選択することであり、
- 自分自身が意図を持って選択するには、自分を管理するということ
なのです。
しかしながら、理屈ではわかっていてもできないのが人ですよね?
ここを乗り越えるコツは、自分自身を管理するためには異なる思考をすることが必要ということでしょう!
私たちに多いのは、NOを言えないこと、或いは人に任せるより自分がした方がいいと考えてしまうことがあると思います。
削るためにはNOを言わないといけないし、任せるには相手の不完全さを受け入れないといけない。
私はこれはもう訓練。そう、思考を変えるための訓練ですね。
NOを言うためのマインドセット
気の進まないイエスを言うことは不親切な行為である。
この言葉にはドキッとしました。
場を乱さないようにだったり、良い人と思われようとするためだったり、周りの状況からイエスを発する人は多いです。
これは、あなたにもあるのではないですか?
でも、それがなぜ不親切?
それは、気の進まないイエスを言うことで、本当にしたいことにNOと言っているのと同じことだからなんだそう。
例えば、急に会社の飲み会が入って、家族との外食をキャンセルしてしまったら?
日本では「パパは仕事だから仕方ないね!」となだめてしまうところですが、これは楽しみにしていた子供にNOを言う行為に他ならなくて、残念なことにこの記憶は子供の心にいつまでも残ってしまうこともあるのです。
行きたくないママ友とのランチもそうですね。
いやいやランチやお茶に参加するその時間には、読書もできるし、こうした記事を書くこともできます。
確かに自分にNOを言ってると思えます。
良い人と思われるためにイエスを言い、良いことをしていると思うのは間違いと思った方がいい 。
それと、こういう風に言うこともできますね。
嫌々ながら引き受けることには、そこにはすでにあなたの【嫌】というエネルギーが入り込んでいるということ。
もしかしたら、あなたにはその意識がないかもしれませんが、
「さあ、やるぞ!」という前向きな姿勢ではなく、
「仕方ない。やるか・・」に近いものがあるのではないでしょうか。
著者のローリーは、最高のあなたであって欲しい!と伝えています。
嫌々のイエスは最高の自分ではないですよね?
最高のあなたから最高のものが提供できるのです。
この考え方は思考を変えるヒントになるのではないでしょうか?
任せることを行うためのマインドセット
任せることも日本人は苦手かなぁと思います。
自分でやった方が速いし、いちいち教えるのも面倒で、相手の物覚えが悪ければイラっともします(笑)
この対策はどうしたらいい?
これは、30対1のルールを取り入れると良いそうです。
どのようなルールかと言うと、5分教えることを30回繰り返し、何回かに分けて教えるというもの。
イメージとしては、1時間30分のセミナーでガッツリ詰め込むより、毎日メルマガを流し30日でマスターするような感じですね。
焦らず、ゆっくり。
相手の失敗を許せる自分は、心に余裕をもたらします。
完璧を求め、不完全を許せなかったら?
そう、あなたが疲れ果てるだけなのです。
これも納得がいくのではないでしょうか?
【結論】時間もお金と同じ考え方をすると良い!
この本を読んで私が思ったことは、時間もお金も同じような考えをするのが良いということ。
投資家であるウォーレン・バフェットは、このように考えます。
あなたがスタバでコーヒーを飲むために302円を支払うとき、この302円を使わずに投資をしたら、10年後、20年後はいくらになるだろう?
投資をしないことによる損失はいくらになるだろう?と考えるのです。
なかなか一般人には馴染みがない考え方ですけど、成功者は違う見方をするから成功するんですよね。
目先ではなく、将来という長期的な視点でお金を増やすということを考えるということです。
これは、時間に対しても同じ。
今、自分がしていることは将来自分の時間を増やすことになるか?
このように考えてみると思考の概念が変わるということ。
- 削ることはできないか?
- 自動化することはできないか?
- 任せることはできないか?
- 先延ばしすることはできないか?
この考え方を意識して取り入れ、習慣化していくことです。
出典 ダイレクト出版株式会社
あとがき
私はこの時間投資思考の本を10分〜15分の隙間時間を利用し、電子書籍にて2日間で読みました。
電子書籍で読むことは、スマホならではの時間投資思考だと思います。
不思議なもので、スマホで読むことはメルマガやブログを読むのと同じ感覚なので、読むハードルが低くなるんですね。
これは、繰り返すほどに身体に馴染んでいきます。
電子書籍を使いこなすことも未来の時間を増やす行為。
電子書籍をぜひ取り入れることを私はおススメします。